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2007.5.26  風のたより  歳時記  卯の花

このコラムは5月30日水曜日、みのおFMタッキー816(周波数FM81.6)で放送されます。放送時間は、あさ9時30分、モーニング・タッキー「風のたより・・・」の時間です。
箕面の山パトロール隊 渓川 清の報告です。
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△センダン 粟生外院

きのふけふ樗(おうち)に曇る山路かな  松尾芭蕉

ゆるやかにわたる風、そして、やや夏の兆す箕面の里山。そろそろ、夏色の草花に出会えるかなと思いつつ、山路を歩むと、吹く風は、まだ芳しく梢の間に流れています。森を抜け、里山の道が開けたその時、薄紫の雲に包まれたような木々が現れました。センダンの花です。近付くと、薄い薄い紫色の小花が、小枝の端々に房のように咲いています。センダンの古名は、「あふち」。古く万葉の時代から、夏を告げる花として愛でられてきました。
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△センダン 粟生外院

我妹子にあふちの花は散り過ぎず
      今咲けるごとありこせぬかも  詠み人知らず 万葉集

このセンダン、里山では、お腹の調子が悪い時や、冬場のしもやけ、あかぎれなどに使う貴重な薬草でもありました。

もう一つ、夏の訪れを告げる花。それは、やはり卯の花でしょう。森の中では、まだ真っ白な卵のような蕾でしたが、麓では、三分咲きくらいでしょうか、もう花が咲きはじめています。
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△ウツギ 粟生間谷
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△ウツギ(蕾) 粟生間谷

ほととぎす来鳴きとよもす卯の花の
     共にや来しと問はましものを  式部大輔石上堅魚朝臣 万葉集

本格的な夏の訪れ。佐々木信綱の「夏は来ぬ」の歌詞のように、その花は、ほととぎすがやって来るときに、共に咲きはじめるんですね。卯の花の和名は、「ウツギ」。水分の代謝を促す貴重な薬草でもあったんです。
センダンの花、卯の花が夏を告げる箕面の里山。
皆さまも、ぜひお出かけ下さい。
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△コツクバネウツギ 勝尾寺参道
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△ノイバラ 粟生間谷
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△テンナンショウ 勝尾寺参道
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△ザクロ 粟生外院
by sanrokubika | 2007-05-30 00:29 | 風のたより(渓川 清)

2007.5.26 第5コース うつぎ谷

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△うつぎ池

昨日までの激しい雨がうそのようなお天気、快晴の朝となりました。関口、正田、松田の担当隊員に加え、この日も一般のK様が参加下さいました。また、パトロール隊からは、奥村、本村、嵐、村上隊員の応援をいただき8名での出発です。
ネジキの花が咲いてるかと思い、難所の外院の森西コースをがんばって登りましたが、まだ早かったようです。しかし、うつぎ谷に入るなり、スイカズラ、カナメモチの花が咲いてました。愛宕さんではエゴノキの花、勝尾寺参道では、カナメモチの他、コツクバネウツギ、マムシグサに出会いました。
陽射しはやや強い感じがしましたが、風はまだ柔らかく、気持ちのいいハイキング日和でした。
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△スイカズラ 粟生間谷
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△エゴノキ 外院愛宕さん
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△カナメモチ うつぎ谷
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△センダン 粟生外院

残念なお知らせです。前回7〜8本確認していたササユリが4本に減っていました。落葉をよけると、「盗掘」の跡有りです。心無い登山者が後を絶ちません。悲しいことですね。山野草の盗掘を見かけられた方は、ぜひお知らせ下さい。
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△ササユリの盗掘 箕面山麓

回収ゴミ: ゴミ袋6袋(空き缶、PTボトルなどの他、不法投棄物)  
<松田記>
by sanrokubika | 2007-05-29 01:08 | パトロール日記

谷山谷、センサー2号を設置。

2007.5.27 第11コースにセンサー2号を設置しました。
取り付け場所は谷山谷林道白姫神社前の今回、作った花壇近く(阿弥陀寺所有地)に応援の岡村さん、不法投棄委員の本村さんと倉橋の3名で設置しましたのでご報告します。皆さんお疲れさまでした。
                      倉 橋 記

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   <広報部>
by sanrokubika | 2007-05-28 09:28 | 雑記帳

2007.5.21 第1コース 勝尾寺旧参道

当日は快晴の中、9名の方に御参加いただきパトロール隊・稲井さんによる植生についてのお話を聞きながらのトレッキングになりました。

ゴミは皿池公園前の飲食店の側溝、農道のため池付近(写真①)、勝尾寺園地駐車場入口の沢(写真②)に溜まっていました。

特に沢に堆積した空き缶の山は足場も悪く、一掃するには人手と時間を要しますので、まとまった参加者が集まるタイミングで一掃大作戦を企画したいと思います。

以下はゴミの内訳になります。

タバコの吸殻…205本
ペットボトル…10本
空き瓶…9本
空き缶…284本

合計・・・7袋

写真①
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写真②
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ササユリについて
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参加者の皆様
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当日御参加いただいた皆様、ご苦労様でした!
次回のパトロールは6月25日(月)9:30に皿池公園集合になります。
by sanrokubika | 2007-05-27 01:25 | パトロール日記

2007.5.20 風のたより  歳時記  薄暑

このコラムは5月23日水曜日、みのおFMタッキー816(周波数FM81.6)で放送されます。放送時間は、あさ9時30分、モーニング・タッキー「風のたより・・・」の時間です。
箕面の山パトロール隊 渓川 清の報告です。
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△テイカカズラ 粟生間谷

青空の中に風吹く薄暑かな  松瀬青々

芳しい風がゆっくりと流れる山道も、時折、なんとなく「暑さ」そのものを感じるようになってきた箕面の里山。落葉樹も、いつの間にか、若葉で覆われるようになってきました。若草色、薄緑、濃き緑の織り成す山肌に、まだうっすらと黄金色の椎の花が残っています。黄色と緑色だけの水彩絵の具で、巧みに濃淡をつけながら描いたような、そんな山の風景ですね。
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△タニウツギ 勝尾寺園地
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△ジャケツイバラ 明治の森

いま、山道では、タニウツギ、ツクバネウツギ、テイカカズラ、ジャケツイバラなどが、美しく咲きそろっています。

そんな中、スイカズラの花も、たくさん見ることができます。

忍冬(にんどう)の花のこぼせる言葉かな  後藤比奈夫

スイカズラの別名は「忍冬(にんどう)」。冬を忍び、その青い葉を落とさないことからの命名です。また、咲きはじめは白、やがて黄色に変わるため、「金銀花」ともよばれているんです。
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△スイカズラ 粟生間谷
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△スイカズラ 粟生間谷

忍冬(すいかずら)昨日を偲ぶ色となり  大橋礼子

スイカズラは、その花の蜜を吸うときの唇に、花びらの形が似ているため、この名があると謂われています。このスイカズラ、里山では貴重な薬草であり、また染料でもありました。
薄暑の風流れ、スイカズラ咲く箕面の里山。
皆様も、ぜひお出かけ下さい。<M>
by sanrokubika | 2007-05-22 22:19 | 風のたより(渓川 清)

2007.5.15 第2コース 才ヶ原林道 

やや暑いぐらいの気温のなか常連さんが集まりました。今回はドライブウェイのヘアピンのゴミもわずかでした。若葉コースが土曜日にパトロールしたばかりにしては多いかも。
才ヶ原林道出口の排水口付近に古い缶類が沢山出現していました。
望海展望台より30名ぐらいのハイカー宝塚からとの事でした。
今回も才ヶ原池入り口よりこもれび展望所へハバたれ坂入り口手前でワンボックスカーの不法投棄がありました。しかし未回収の金庫はありませんでした。こもれび展望所で昼食。
K隊員のリクエストでこもれびの森尾根道を下りました。滝道(時雨カーブ)で蛇結茨別名かわらふじと言うそうですが黄色い花をつけていました。知る人ぞ知る花の様ですね。
ゴミ袋 望海5袋(ドライブウェイ分含む) 才ヶ原池3袋 こもれび2袋
参加者隊員4名協力隊員2名     記安田
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こもれびの森尾根道
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バイクの不法投棄
by sanrokubika | 2007-05-16 14:24 | パトロール日記

2007.5.12 風のたより  歳時記  卯月

このコラムは5月16日水曜日、みのおFMタッキー816(周波数FM81.6)で放送されます。放送時間は、あさ9時30分、モーニング・タッキー「風のたより・・・」の時間です。
箕面の山パトロール隊 渓川 清の報告です。
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△ タニウツギ 西江寺

花鳥のあかぬわかれに春くれて
        けさよりむかふ夏山の色  西園寺実兼 玉葉集

暦が旧暦の卯月に移り行く日、古の歌人は、本格的な夏の訪れを感じました。若葉から青葉に変わりゆく箕面の里山。落葉樹の若葉も、五月の光を、いっぱいに浴びるほどになってきました。わたる風、青くして、新緑をそよがせています。

桜色に染めし衣をぬぎかへて
       山ほととぎす今日よりぞ待つ  和泉式部 後拾遺集
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△ ツクバネウツギ 才ヶ原林道

「夏」の兆す立夏、そして旧暦の卯月は、夏そのものの現れだったのでしょう。あるいは、不如帰(ほととぎす)の啼き声が、夏を告げたのでしょうか。風薫る山道を往けば、初夏の色から、夏の色へと、少しずつ野山の色合いが変わりつつあります。麓では、すでに青葉の薫り、奥山へ分け入ると、まだ少し若葉の薫り・・・。

路せばみ青葉若葉の香りかな  星野立子

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△ 椎の花 聖天展望台

桐の花、藤の花など、初夏の紫が、麓では、すでに盛りを過ぎていますが、山深く歩み入ると、いまが盛り、あるいは、これからのようです。夏の薫風と、初夏(はつなつ)の薫風、どちらも楽しめる箕面の山です。椎の森は、その花で一面黄金色に染まり、沿道では、タニウツギやツクバネウツギの花が満開を迎えています。穏やかな陽射し、そして香る風・・・。街中の公園では、けっして浸ることのできない緑色の香気です。

やすらぎは眠りにひとし風薫る  上村占魚

心優しき五月の森です。

ウツギ咲き、青葉薫る箕面の里山。
皆さまも、ぜひお出かけ下さい。(M)
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△ マルバアオダモ みのお山荘
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△ チチコグサ みのお山荘
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△ アカバナユウゲショウ 才ヶ原林道
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△ ギンリョウソウ 裏滝道
by sanrokubika | 2007-05-15 20:18 | 風のたより(渓川 清)

2007.5.12 第13コース 滝道・若葉

五月晴れの爽やかな風の中、自然観察指導員の佐藤直さんに植物について教えて頂きながらのクリーンハイキングでした。
参加下さったのは、今回で3回目のKさんと、お友達のMさんとゴミバサミ持参のKさん。箕面には仕事の関係でいらしているTさんとHさん。どうせ山を歩くなら自然の事も聞けるし掃除もできるからと、Hさん。パトではお馴染み、健脚のYさん。大掃除大作戦参加のKさん。昨年秋に関東から箕面に来られたEさんご夫妻。
箕面市消防署の中内消防士。そして松田隊長、嵐、佐野、村上隊員の協力頂き、担当含め19名でスタート。
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  ▲佐藤さんからは巨木の定義。
  ▼皮のめくれた木(リョウブ、カゴノキ、…)の見分け方など教えていただきました。シャラノキ(ナツツバキ)
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  ▼箕面山は今、椎が花盛り。聖天展望台からの箕面の山は、黄色い雲がもこもこしているようですよ。
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  ▼タニウツギ
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  ▼ツクバネウツギも今見ごろです。
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  ▼参加下さいました皆さまありがとうございました。
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  ▼おまけ:ギンリョウソウ(銀竜草)
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 本コースの「ゴミのメッカ」であるヘアーピンカーブは今回はセーフ。
 本日の回収:タバコ吸殻138本、空き缶46本、空き瓶41本、ペットボトル33本、その他、回収袋7袋。
    滝道・若葉コースの次回は、6月9日(土) 9時半〜12時頃
 ご注意:スズメバチが活動を再開しています。    (奥村・古畑記)
by sanrokubika | 2007-05-13 19:17 | パトロール日記

2007.5.12 第3コース 医王岩

第 3 コース 医王岩・二十二曲 担当 岡村

快晴、湿度も感じなく爽やかな五月晴れである。
パトロール相方の龍美隊員が都合で参加できない連絡が入り、一人旅を覚悟していたが、集合場所に関口隊員しばらくして寒原隊員が現れ嬉しいこと。強力な応援隊である。続いて一般参加のI(女性)さんが加わり、計4名で巡回できることになった。
ゴールデンウィークの後だけにゴミの量が多いと予想していたが、思いのほか少ない。
大宮寺跡前に備えてあるゴミ箱には釣り人達のゴミが溢れ散乱。帰路に整理整頓するが困ったものである。
今日は、不法投棄防止対策で作成した啓蒙看板の取付けである。最初は、医王岩前の金網にしっかりと取付け作業の実施。(写真) 周囲の景色に看板が映える。
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会話を重ねながら二十二曲りの林道を木漏れ陽受けながら登る。汗もかかない気持の良い歩きになる。展望台で一休み。尾根を上り詰めた場所で毎度のモーニングコーヒーで二休み。しばらく休憩。
谷山谷分岐点手前の広場を数ヶ月ぶりに巡回。奥のほうに古いゴミが、しばらく回収に当る。自動車の部品も不燃ゴミは、広場入口にある未回収のゴミの山へ積上げ。分岐点から才が原池まで三箇所積上げていた懸案のゴミは、三月実施した大掃除大作戦の際に市のほうで回収していただきすっきりの状態になる。才が原池口のゴミ回収置場へ三袋を。
池の付近には、ふじの花が所々に見受けられ新緑を交えてのコントラストがよい。
池の周囲にある金網へ二つ目の啓蒙看板を設置。(写真)看板の効き目がありますようにと祈りながら堤で小休止。
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三つ石からネジキの林を歩く、Iさんに6月はネジキに白い花が咲き花のトンネルようになり、自然の美しさを語る。次回は友人を誘って参加されるようである。
にまがり森で昼食。この森の整備の話をしながら自然環境保全に務めるボランティア団体の会話に弾む。
下山後、大宮寺跡前のゴミ整理と前の池周囲のゴミを回収。箕面里山工房が制作した「大宮寺の森を守る会」の案内掲示板と森を守る会について説明。
今日は道中で小鳥のさえずりを方々で聞くことが出来、初夏の森を楽しんだパトロールでありました。
お疲れさま、ありがとうの声を交わし13時集合場所で解散。
by sanrokubika | 2007-05-13 18:18 | パトロール日記

「緑の番人」は元エンジニア

大企業を早期退職…変化する自然界の営みを伝える。
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大企業のエンジニアから、大阪の「緑の番人」へ転向した男がいる。箕面ビジターセンターの木山雅博所長、59歳。野鳥や野草を細かく観察し、自然情報をパソコンで府民へ日々伝える。愛鳥週間を前に、箕面の滝から近い「政の茶屋園地」にナチュラリストを訪ね、バードウォッチへ同行した。野鳥が子育てに励む箕面の森は、驚くほど市街地から近く、どこよりも自然が豊かだった。

 
箕面ビジターセンター所長  木山 雅博 
 新緑の若葉が昆虫を呼び集め、幼虫を食べる鳥たちは子育ての季節を迎えていた。まだ大陸へ帰らない「冬鳥」もいる。「留鳥」や「夏鳥」のさえずりに混じり、箕面の山中では小鳥たちの四季の歌が繰り広げられていた。「人間が石になり、じっと待つんです」作業服を着込み、肩から双眼鏡を下げた本山所長は、ビジターセンターを包む木々を見回して耳を傾けた。森にすむ100種類の野鳥を、声で聞き分けられるようになったという。
 目の前の野草薗ではカタクリの花が散り、アヤメを小さくしたヒメシヤガと、日本の野生ラン・エビネがかれんなつぼみをつけている。近くの紅葉を指さし、ナチュラリストは言った。「あの巣箱から、去年は8羽もシジュウカラが巣立ってくれたのに…。ビデオをつけたせいか、今年はまだ来てくれない」キビタキ、オオルリ、サンコウチョウ。「箕面の3鳴鳥」を挙げて、所長は「写真に撮るよりも、スコープで30メートルほど離れて観察する方がいい」と続けた。
 刻々と変わる自然界の営みを、パソコンで大阪府民へ伝える。国定公園内を毎月1回、10キロほど歩き回る。この日も「政ノの茶屋」を巡る3キロの見回りに出かけた。」機械から自然へ180度転換した生活で、「83キロあった体重が、70キロまで減った」と笑う。箕面川のせせらぎに、2羽のカワガラスを見つけた。すかさずスコープをのぞく。紅葉の赤い小さな花や、鳥たちが食べ残したヒマラヤスギの実に出くわすと、シャッターを切った。「エサは豊富にある。野鳥に天敵はカラスとヘビ。それに一部の人間ですかね」f0009128_18285174.gif
 エンジニアとして成功しても、自然へのあこがれは断ち切れなかった。早期退職し、兵庫県の農業研修を受けた。加古川の農家で野菜を作り始めたころ、大阪府から誘われた。即断だった。「まったく違う世界。何もかもが新鮮で、知識欲をくすぐってくれる」ツバメとスズメくらいしか知らなかった野鳥の数は、どんどん増えた。写真家や研究者、野鳥の会のメンバー。人の輪が、波紋のように広がつていった。
 ビジターセンターヘ戻った。遠くのスギのこずえへ焦点を定めておいたスコープが、オオルリの美しい姿をとらえていた。カメラにもにも収めた。自然情報の発信基地へ、ハイカーたちが次々と集まってくる。「月・日・星・ホイホイホイ」と、3つの光を口ずさむサンコウ(三光)チョウ。「焼酎グイー」はセンダイムシクイ。訪問者を相手に木山さんの話は、もう夏鳥の鳴き声へ飛んでいた。
     (編集委員・西村 幹生)

「愛鳥週間」
 10日から「愛鳥週間」が始まります。野鳥はすべての人間にとって共有の財産で、捕まえたり飼ったりすることは法律により固く禁じられています。


木山 雅博(きやま・まさひろ)
1947年(昭和22年)石川県珠洲市出身の59歳。
甲陽学院高から大阪大学工学部を卒業し、川崎重工業(株)で建設機械部門のエンジニアとして31年間勤務。53歳で早期退職し、ナチュラリストヘ転向。平成14年の春から明治の森・箕面国定公園内にある箕面ビジターセンター所長を務める。技術者らしい観察力でバ−ドウォッチした野鳥や、植物などの自然情報を大阪府民に紹介している。神戸市内で夫人と2人暮らし。

     スポーツ報知新聞5月9日より転載。
           (転載については編集局の承諾を得ました。)

箕面の山パトロール隊にご理解いただくとともにいつもご協力くださる木山所長の記事が目に付いたので紹介しました。<広報部>

by sanrokubika | 2007-05-09 18:36 | 雑記帳




パトロール隊の主な活動は、箕面の山のゴミ回収、大型ゴミ・不法投棄の調査、防止策の提案、一般への啓蒙活動、自然環境の保護・保全・育成です。
by sanrokubika
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