2009.1.19 第4コース  教学の森


 今回はアカデミックに「1月の教学の森」を紹介します。

 Kリーダーは「リンボク」が常緑樹であることに合点がいかないようで、また朝からTさんに噛み付いています。
「まだ納得できん。木の名前のつけ方が間違えとるのとちゃうか?リンボクは桜の仲間や。桜の葉は冬には散るときまっとる。」

参考までに「リンボクの葉」の写真を撮っておきました。
花が咲いたら、必ずこのブログでお知らせします。とっても小さなかわいい花ですが、ちゃんと五弁の桜の花が咲きます。
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めずらしく「サカキ」と「ヒサカキ」の両方が同じ場所で見つかりました。
「ヒサカキ」は履いて捨てるほどありますが、「サカキ」は山の中で見つけるのは難しいです。
両方の枝を支えてくれているのは「サカキ」隊員です。
「はずかしいから」と言って、顔を隠しています。
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「ユズリハ」の木がありました。
滝道に同じ名前のお店があり、店の前に、この木があるので知ってはいたのですが、山の中で見たのは初めてです。(箕面の山には、ところどころにあるようです。)
「譲葉」の由来は、新しい葉が伸びてから古い葉が落ちることによるそうで、新旧の世代が絶えることなく交代していくので、正月や祝い事の飾り物に使われるそうです。
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途中、Tさんから「ウラジロノキ(裏白木)」を教わりました。
みんな、シダのウラジロしか知りません。それも、お正月にしめ飾りか、鏡餅の下に敷かれたのしか。
「Kリーダーさん。この木もバラ科ですが、冬に葉が落ちる木です。緑の葉っぱが出てきたらまた観察しましょうね。そして葉の表と裏を見比べましょうね。」
Kリーダーは、この辺で、かなり頭の中が混乱してきています・・・・。

教学の森でも「コシアブラ」や「タカノツメ」はよく見られます。
今は、落ち葉しかないのですが、「タカノツメ」の落ち葉の付け根からは、カラメルのような甘い匂いがします。
でも「タカノツメ」と言ったら、トウガラシの一種の「鷹の爪」しか知らない連中に、教えるTさんはたいへんです。「匂う」『匂わん」「匂う」「匂わん」そこらあたりでクンクン、クンクン、犬が散歩しているみたいです。

冬の里山を歩いていて楽しいのは、下を向いて落ち葉を見ながら、「今、頭の上あたりに○○の木がある。」と言って、あたりにその木を見つけるというのがあります。
これはかなり難しいですが、分かり始めると面白いですね。
これは分かりますか?
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正解は「ヤマナラシ(山鳴らし)」
ポプラの葉のようです。そして「ヤナギ科」。
Tさんは、こんな感じで今日も私たちを鍛えてくれました。

帰り道で「冬いちご」を見つけました。
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冬の里山は、木々の花も実も少なく、何となく寂しいイメージですが、よーく観察すると面白い発見がイッパイです。

「寒いから」なんて言っていないで、来月もぜひお越し下さい。
一緒にクリーンハイクを楽しみましょう。

               大西
by sanrokubika | 2009-01-19 17:09 | パトロール日記
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