2010.1.11 風のたより 歳時記 臘梅 

   このコラムは、1月13日水曜日、あさ9時30分
   『タッキー816みのおエフエム』 (周波数81.6) 
   モーニング・タッキー「風のたより」で放送されます。
   箕面の山パトロール隊 渓川 清の報告です。
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△勝尾寺参道

       冬の水一枝の影も欺かず  中村草田男

冬の静けさが拡がる箕面の里山。
大気の動きも安定し、冷たい風も弱まった週末でした。
その静寂に、じっと水をたたえる里山の池は、小波をたてることもなく、勝尾寺参道の林を、水面に映していました。

       つくばねに雪積む見れば榛の木の

                  梢寒けし花は咲けども  長塚節

鏡のような池に映っているのは、ハンノキです。
この時期、ハンノキは、たくさんの花をつけ、冬の空に揺れています。
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△ハンノキ 勝尾寺参道

このハンノキ、根に瘤ができ、肥えた土壌を作るため、里山では肥料木として利用されてきました。また、樹皮からは、渋が大量に採れ、染物の染料としても使われてきたんです。京都の水尾女の「赤前垂れ」は、このハンノキ染めです。幹は、太鼓の胴として使われました。

       臘梅の香の一歩ずつありそめし 稲畑汀子

粟生間谷の野の道は、レンギョウやマンサクが、花を開きはじめています。その道を歩きながら、足が止まりました。そこには、満開のロウバイがありました。旧暦では、まだ十二月。中国では、十二月を臘月と呼んでいました。新春の節分前に咲く梅。すなはち、臘梅です。厚い花びらですが、しかし、陽射しが、花びらを通り抜けるように透けています。
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△ロウバイ 勝尾寺川

春間近を知らせているかのようです。粟生外院の山道でも、満開のロウバイとともに、たくさんのセンダンの実が、その枝先で、揺れていました。

       谷水を撒きてしづむるとんどかな  芝不器男

勝尾寺川の川原では、とんど焼きが行われていました。この火で焼いたお餅を食べると無病息災となると言われていますね。体を、この火で温めると若返り、災難を逃れることができるとも。また、書初めを、この火にくべて、火が高く舞い上がると、上達するそうですよ。

ロウバイが春間近を告げる箕面の里山。
皆さまも、ぜひお出かけください。
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△ロウバイ 粟生外院
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△梅 勝尾寺川
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△センダン 粟生外院
by sanrokubika | 2010-01-12 21:35 | 風のたより(渓川 清)
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パトロール隊の主な活動は、箕面の山のゴミ回収、大型ゴミ・不法投棄の調査、防止策の提案、一般への啓蒙活動、自然環境の保護・保全・育成です。
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