2010.1.23 風のたより 歳時記

  このコラムは、1月27日水曜日、あさ9時30分
   『タッキー816みのおエフエム』 (周波数81.6) 
   モーニング・タッキー「風のたより」で放送されます。
   箕面の山パトロール隊 渓川 清の報告です。


落葉踏む軽き音踏む山日和  小原正子


冬の冴えた空気に、透明な清らかさを感じる箕面の里山。
勝尾寺参道に降り積もった落ち葉が、踏み行く脚に、やわらかく応えてくれます。そして、山道の途中では、森に拡がる冷たさが、ほてった体を、やさしく包んでくれます。冬の山ならではの、心地よい冷たさです。


山裾の没日あつめし冬苺  川上佐恵子


道の辺に、冬苺がありました。
古くより、食用として、精をつけ、老いを防ぐと云われています。f0009128_2320515.jpg小さなガラス玉を、いくつか寄せ集めたようにも見えます。古参道沿いの冬苺・・・
採る人もなく、色の褪せた冬の林に、
ひと際紅く佇んでいます。


寒林を貫く川のひとり言  原天明


冬深む林は、なぜか、どこまでも静かです。
ゆるやかに流れる風の音さえ聞こえるようです。
まだ向こうにある川の瀬音が、冬枯れの隙間を縫って聞こえてきました。寒が極まるこの時期。森は、じっと息をひそめているのでしょうか。そういえば、「山眠る」と言いますよね。


山眠る湖面に影をおとしゐて  関根朝子

f0009128_23255060.jpg
うつぎ池の湖面は、じっと動かぬ山肌を、ただ鏡のように映していました。


うつぎ谷では、その静けさの中で、
赤く熟したアオキの実が枝先に揺れています。
谷山尾根の開けた一画、冬の陽が枯れ木の間から射し込んでいます。その山道で、ふと足を止めました。甘ったるい香りが漂っています。足元を探すと、タカノツメの枯葉が、いくつも落ちていました。うこぎ科のタカノツメです。鷹の爪に、冬芽が似ているからとも、また葉っぱの形が似ているからとも言われています。葉っぱが枯れると、なぜかカラメルのような香りが山道に漂います。


日脚伸ぶ桜の肌に艶の出て  加村維麻


冬深み、小枝が赤い色を帯びてきた箕面の里山。
皆さまも、ぜひお出かけ下さい。
by sanrokubika | 2010-01-26 23:31 | 風のたより(渓川 清)
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パトロール隊の主な活動は、箕面の山のゴミ回収、大型ゴミ・不法投棄の調査、防止策の提案、一般への啓蒙活動、自然環境の保護・保全・育成です。
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