2008.5.5  風のたより  歳時記  夏立ちぬ

このコラムは4月30日水曜日、タッキー816みのおエフエム
(周波数81.6)で放送されます。放送時間はあさ9時30分、
モーニング・タッキー・みのおの風 「風のたより」の時間です。
箕面の山パトロール隊 渓川 清の報告です。
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△キリ 粟生間谷

   手つかずの空ありて夏立ちにけり  伊藤通明

紫の色が、箕面の山の夏を運んで来ました。今年はちょうど端午の節句が立夏。見渡せば、フジ、キリ、アヤメ、カキツバタ、ノアザミなど・・・。紫の花が一斉に開花し、そして盛期を迎えたその日が立夏となりました。

  椎の花八重立つ雲の如くにも  野村泊月

箕面の椎の花を詠んだと云われるこの俳句。山肌には、もくもくと立ち昇る黄土色の雲のごとくに、椎の花が満開となっています。
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△椎の花 粟生奥 

春とはがらりと違う様相の変化に、ただ驚いてしまいますね。

  若葉雨なにかやさしくものを言ふ  西島麦南

芽吹きの木の葉が萌黄色から、青葉色に変わりつつある中、箕面の森は、しっとりした雨に潤いました。雨上がりの山道、まさに風薫る五月の樹木の息吹です。
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△フジ 勝尾寺参道

さて、この紫の花、まずフジは、蔓のふくらみ、つまり瘤を内臓の調子がよくない時の薬草として利用されていました。また、種もお腹の調子がすぐれないときの薬として用いられていたんです。

もう一つのキリは、家具などに使う貴重な生活材として有名ですね。家具として使われる場合、火事にも強い木として知られていました。このキリも、実は打ち身や消化器系に薬草として使われていたんですよ。また、染料としても利用されていたようです。

  桐咲いて雲はひかりの中に入る  飯田龍太

紫の花、夏立ちぬ箕面の里山。
皆さまも、ぜひお出かけ下さい。
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△フジ 勝尾寺参道
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△カキツバタ 勝尾寺参道
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△シャガ 粟生間谷
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△キランソウ 粟生間谷
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△タツナミソウ
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△モチツツジ 勝尾寺参道
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△コバノガマズミ 勝尾寺参道
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△クロバイ愛宕山道
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△ウマノアシガタ 粟生外院
by sanrokubika | 2008-05-06 17:38 | 風のたより(渓川 清)
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パトロール隊の主な活動は、箕面の山のゴミ回収、大型ゴミ・不法投棄の調査、防止策の提案、一般への啓蒙活動、自然環境の保護・保全・育成です。
by sanrokubika
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